貸金業でよく使われる「高利貸し」という言葉。
高利貸しという呼び名はよく耳にしますが、高利貸しとはどのような貸金業者の事をいうのでしょうか?
闇金業者とは違うのでしょうか?
そこで今回は、高利貸しの実態についてまとめてみました。
高利貸しとは、名前の通り、高い利息で貸付をおこなう貸金業者の事を言います。特徴としては、比較的小口の債務者が多く、審査が甘いという点でしょう。
この高利貸しは古くから存在しており、日本では江戸時代から存在していたようです。歴史上では、土倉や酒屋などが有名な高利貸の業者として知られています。
高利貸しと呼ばれる業者には、現在でも高利の営業を行っている質屋をはじめ、消費者金融や信販会社、クレジットカード会社といった貸金業として登録している合法的な企業から、違法行為をおこなっている闇金融まで、様々な種類が存在しています。
そもそも金利の上限は、利息制限法により以下のように定められており、上限金利ギリギリで営業している業者は合法な高利貸し、この上限を超えて営業している業者は違法な高利貸しとなりますので闇金融になります。
また、質屋の上限金利は日で0.3%、年利で109.5%での営業が認められており、利息制限法における規制利息を超す高金利で可能となっています。
しかし、この質屋を装った偽装質屋という闇金融も存在しています。
どちらも高利貸しに分類されますが、質屋は合法な高利貸し、偽装質屋は違法な高利貸し(闇金融)ということになります。
カテゴリー | 用語集 |
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作成日時 | 2017-08-08 22:43:51 |
更新日時 | 2017-08-15 19:12:26 |