恐喝や脅迫で取り立てをおこなう闇金ですが、その中でも、最近ではそのような強引な取り立てを行わないソフト闇金というものが広まりつつあります。
あまりメディアで露出しておらず、警察でもその定義をしっかりと定めていないため、曖昧な物となっていますが、果たして、ソフト闇金の実態はどのようなものなのでしょうか?
そこで今回は、このソフト闇金の手法についてまとめていきます。
そもそも、ソフト闇金とはどのようなものなのでしょうか?
ソフト闇金は、従来の闇金と比較すると貸付金利が低めに設定されており、闇金業者の場合は返済が遅れると職場や自宅、親戚に催促の電話を必要以上にかけてきたりしますが、ソフト闇金の場合は相談にのったり返済を遅らせてくれるなどの猶予を与えてくれることがあります。
年利も闇金のように超高金利ではなく、年利40~80%の程度でグレーゾーン金利よりは少し高いですが、一般的な闇金ような消費者金融の数十倍や数百倍と言ったような金額にはなりません。
だいたい一般的な消費者金融の2倍~4倍程度というのが特性になります。
では、ソフト闇金は具体的にどのような手口や手法を使い、ターゲットを勧誘するのでしょうか?
ソフト闇金は今までの闇金のような脅迫的な雰囲気でははないのが特徴です。
取り立ても怒鳴ったり脅したりと言うようなものはなく、債務者の話に耳を傾けて働き口を紹介してあげたりなど相談にのるような形で信頼関係を構築し固定客を確立しています。
ソフト闇金がターゲットとしている層は幅広いですが、特に主婦の方が利用する事が多いようです。
貸金業法の規制強化の影響から消費者金融の審査が厳しくなったことで、消費者金融の審査に落ちた人がソフト闇金を利用するようです。 そのため、顧客には困っておらず、執拗な取り立てをする必要もないということですね。
闇金に比べると、悪いイメージは少ないですが、どちらも違法的な経営を行っているといる犯罪組織になります。
たとえソフト闇金であったとしても返済ができなくなってしまえば、徐々にプレッシャーを与え、最終的には水商売やタコ部屋のようなところで働くように仕向けられ、ずっと利息を支払い続けるという事になります。
カテゴリー | 手口や手法 |
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作成日時 | 2017-08-07 19:49:34 |
更新日時 | 2017-08-15 18:17:34 |