中小企業経営者らを相手に無登録のまま高金利で金を貸したなどとして、埼玉県警生活環境2課と鴻巣署は12日、貸金業法違反と出資法違反の疑いで、東京都中野区のヤミ金業者を摘発し、男5人を逮捕した。
同日、男らの事務所を家宅捜索したところ、約200人の住所などが載った顧客名簿とみられるものが見つかり、同課は他にも被害がなかったか捜査を進める。
逮捕されたのは、千葉県市川市妙典、戸辺(32)▽さいたま市大宮区吉敷町、銘苅(めかり)(28)▽埼玉県朝霞市西原、国吉(22)▽東京都北区志茂、佐藤(30)▽台東区浅草橋、嘉数(かかず)(28)-55容疑者。戸辺容疑者ら4人は「金を貸したことはない」などと容疑を否認し、嘉数容疑者は「貸金業をやっていた」などと認めている。
生活環境2課の調べでは、5人は貸金業の登録をしないまま、昨年9月から今年5月、介護施設経営者の男性(68)ら3人に対して計146万円を貸し、最大で法定利息の約127倍の利息を受け取った疑いが持たれている。
同課によると、5人はダイレクトメールなどの宣伝で個人経営者を勧誘。中小企業への資金提供などと称し、手形や小切手の買い取りを装って金を貸していた。
追加日 | 2012-08-01 10:00:00 |
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更新日 | 2023-07-14 19:17:14 |
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