福岡県警中央署は14日、闇金融を営んだとして、福岡市中央区清川3、無職稲冨(35)、同区春吉2、アルバイト木下(30)両容疑者を貸金業法違反、出資法違反容疑で再逮捕した。
2人は元暴走族仲間ら約10人でつくる闇金融グループのリーダー格で、グループは関東や九州・沖縄の延べ約2万8000人に高利息で貸し付け、約4億2000万円の利益を得ていたという。
発表によると、2人は福岡県知事の登録を受けず、昨年7~11月、大分県の会社員女性(28)ら4人に、10回にわたって計33万5000円を貸し付け、法定利息の14.8~31.9倍の利息を受け取った疑い。2人とも容疑を認めており、業者間で流通している名簿や街頭広告で顧客を集めていたという。
2人は闇金融の振込先にするため他人名義の通帳を譲り受けたとして、5月に犯罪収益移転防止法違反容疑で逮捕されたが、14日に処分保留となった。同署は中央区の事務所2か所から、キャッシュカード40枚、通帳130枚、携帯電話180台、多数の顧客名簿を押収している。
追加日 | 2012-06-14 00:00:00 |
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更新日 | 2023-07-14 19:17:14 |
引用元 | http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120614-OYT1T00686.htm |