中堅ゼネコン「井上工業」を巡る架空増資事件に絡み、増資を引き受けた金融ブローカーらに無登録で資金を貸し付けた事件で、警視庁組織犯罪対策3課は10日、逮捕状が出ていたコンサルタント会社「神商」の実質的経営者で在日韓国籍の孫容疑者(62)を貸金業法違反(無登録)容疑で逮捕した。潜伏先の韓国から同日、帰国した。孫容疑者は指定暴力団山口組系組織の資金を運用していたとみられ、組対3課は収益が暴力団側に流れたとみて追及する。
逮捕容疑は08年6~9月、同社社長、金容疑者(61)=同法違反容疑で逮捕=らと共に東京都知事の登録を受けずに金融ブローカーの男(61)らに計7億3000万円を貸し付け、無登録で貸金業を営んだとしている。組対3課によると、容疑を認めているという。
追加日 | 2012-03-11 00:00:00 |
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更新日 | 2023-07-14 19:17:14 |
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