新潟県警新潟東署と県警組織犯罪対策2課は20日、新潟市中央区南笹口、指定暴力団山口組の三次団体で良知組傘下の大心会会長で会社役員大堀(63)と同市東区もえぎ野、元警察官で無職江川(55)の両容疑者を貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(高金利など)の両容疑で逮捕した。
発表によると、2人は2007年3月から08年12月までの間、同市の男性2人に対し、無登録で計5300万円を貸し付けるなどした疑い。江川容疑者が仲介役となり、男性らに大堀容疑者を紹介していたという。大堀容疑者の暴力団組織が以前から無登録で貸金業をしているとの情報があり、県警で調べていた。
捜査関係者によると、江川容疑者は75年4月に警察官として登用され、各署で主に刑事課に勤務。不適切な交際などが判明し、99年に諭旨免職となっていた。
県行政書士会によると、江川容疑者は99年から2004年3月まで、行政書士として働いていたが、自ら登録を抹消した後も行政書士を名乗って無断で業務を継続。このため同会が06年7月、行政書士法違反の疑いで新潟地検に告発していた。
調べに対し、大堀容疑者は「何も話したくない」と話し、江川容疑者は「男性らが金を借りたことは知っているが、後のことは知らない」と話しているという。
追加日 | 2011-10-21 00:00:00 |
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更新日 | 2023-07-14 19:17:14 |
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