無許可で貸金業を営んだとして、北海道警は18日、指定暴力団山口組弘道会傘下団体関係者ら9人を逮捕した。道警によると、中小企業の経営者を狙って融資し、返済が滞れば系列店からさらに借りさせる「システム金融」の手口で、被害総額は10億円を超えるとみられている。
逮捕容疑は2009年1月~10年4月、北海道旭川市の会社役員の男性(67)ら4人に無登録で現金約172万円を貸し付けた疑い。「東海商事」「Kプランニング」「アクティブ」などと名乗っていた。東京や札幌などに事務所を設け、中小企業にファクスを送り勧誘。小切手などを担保に約3割の高金利で融資し、返済が滞ると別の業者を装ってさらに貸し付けるなど、違法な融資を繰り返していた。
道警は、弘道会の資金源になっていたとみて実態解明を進める。
追加日 | 2011-01-21 00:00:00 |
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更新日 | 2016-06-20 11:55:06 |
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