携帯電話を使って無登録で金融業を営んだなどとして、警視庁生活経済課と長崎県警の合同捜査本部は、貸金業法違反などの疑いで、いわゆる「090金融」の経営者らヤミ金グループ9人を逮捕、出資法違反幇助の疑いで名簿屋の男を逮捕した。返済金や利息は他人名義の口座に振り込まれており、平成19年4月から今年5月までに、のべ5500人に貸し付け約2億円の収益を得ていたとみられる。
逮捕されたのは、神奈川県横須賀市の元貸金業経営、岸容疑者(30)ら10人。岸容疑者は埼玉県内に「ラベンダー」(旧グッドライフ)、「四ツ葉信販」(旧セイワファイナンス)、「クレスト」の名前で事務所3カ所を開設。19年10月下旬から今年6月中旬までに、7人に172万円5000円を貸し付け、法定金利を330万1690円上回る374万3000円を受け取った疑い。
岸容疑者らは、名簿屋の住田容疑者(33)=東京都中野区新井=から多重債務者3300人分の住所、氏名を印刷したダイレクトメール用のあて名シールを約4万5000円で購入。債務者の銀行口座などを買い取り、返済金の振込口座にしていた。
追加日 | 2008-09-11 00:00:00 |
---|---|
更新日 | 2023-07-14 19:26:01 |
引用元 |