無登録で貸金業を営み、法定金利を超える高金利で金を貸していたとして、福岡県警小倉南署は17日、会社役員岩本容疑者(68)(北九州市小倉南区城野2)を貸金業法違反などの容疑で再逮捕した。
また、長男で会社役員高信容疑者(28)(同)ら2人を同容疑で逮捕した。
発表によると、3人は共謀して2011年5月から今年8月までの間、岩本容疑者の自宅兼会社事務所で県内の女性ら3人に対し、県知事の登録を受けずに計193万円を貸し付けたほか、法定年利20%を超える年利72%で約25万円の違法な利息を受け取るなどした疑い。同署は認否を明らかにしていない。
岩本容疑者は9月26日、知人男性の乗用車を壊したとして、器物損壊容疑などで同署に逮捕された。その後の捜査で、高金利でヤミ金融業を営んでいることをうかがわせる通帳や帳簿など200点以上が見つかった。同署は、少なくとも100人以上に、計7000万円以上を貸し付けた疑いがあるとみている。器物損壊などの容疑については、福岡地検小倉支部が17日、処分保留とした。
小倉南区によると、岩本容疑者は10年5月から同区自治総連合会副会長を務めていたが、最初の逮捕を受け、今月8日付で解任された。北方校区自治連合会の会長は現在も続けている。
追加日 | 2014-10-19 09:50:00 |
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更新日 | 2023-07-14 19:03:13 |
引用元 | http://www.yomiuri.co.jp/national/20141018-OYT1T50074.html |