年金受給者らに違法に金を貸し付けていたとして、愛知県警は28日、同県春日井市で老人介護施設を経営する会社社長、菊地容疑者(45)=同県清須市朝日弥生=を貸金業法違反(無登録営業)の疑いで逮捕し、発表した。
容疑を認めているという。
県警によると、菊地容疑者は2013年1月~14年3月、貸金業の登録をしていないのに、岐阜県瑞浪市や名古屋市に住む40~70代の男性3人に対し、それぞれ複数回にわたって計約206万円を貸し付け、計約340万円を返済させた疑いがある。3人の中には年金受給者もおり、年金の受給日に借金の取り立てをしていたという。
菊地容疑者は以前、消費者金融会社に勤めたことがあり、その後、介護施設や中古車販売店を始めたが、無登録でヤミ金融も始めたという。県警によると、菊地容疑者には、逮捕容疑となった被害者3人を含む11人に計約600万円を貸し付け、計約1350万円を取り立てていた疑いがあるという。法定金利を超える利息を受け取っていた可能性もあり、県警はさらに捜査を進める。
追加日 | 2014-05-28 00:00:00 |
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更新日 | 2023-07-14 19:08:12 |
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