悪質な取り立てや法外な利息を搾取してくる事から、悪いイメージが強く残る闇金業者。
世間一般的には悪いイメージが強く、警察や弁護士をはじめ闇金の撲滅に尽力している機関は多数存在します。
もちろん、闇金は違法業者であるため、肯定される事はないのですが…、一部の方たちにとっては無くてはならない存在と耳にする事もあるんです。
そこで今回は、闇金の必要性や貸金業の状況と今後について注目してみました。
世間一般的には肯定されることはなく、撲滅の一途をたどる闇金業者ですが、闇金がなくなると困る人はいるんでしょうか?そこで、まずは今の貸金業の現状を確認してみましょう。
現在、貸金業において「総量規制」と呼ばれる規制が定められており、個人の借り入れ総額が年収の3分の1以上になってはならないとされています。
これにより、年収が150万の方は借り入れ総額が50万円まで、年収が100万円の方は総額が33万円を超える借り入れをする事ができなくなっています。
また、2014年4月に消費税が5%から8%に引き上げられたにも関わらず、翌年の2015年には8%から更に10%への引き上げも予定されており、この影響によって生活苦に陥る方や、消費者金融へ助けを求める方が増加する事も予想されています。
このような状況に陥ってしまった時、貸金業登録されている正規の消費者金融から借り入れを受けられれば良いのですが、中には審査に通らない方もいるでしょう。
そうなった時、違法業者である闇金にとって総量規制という法律は関係なく、正規の消費者金融よりも審査内容が緩和されているため、債務者は違法な金利を受け入れる代償として融資を受ける事ができるんです。
他にも、2011年3月に起きた東日本大震災の影響により被災地からの問い合わせが多くなっている、という話しも耳にする事があります。
これは、未だ復興の途中であること、仮設住宅ではなく決まった家がない、それに伴い仕事がない、など様々な理由により生活費を必要としている方が多く存在するからだそうです。
このような状況の方が、正規の消費者金融から融資を受ける事は非常に難しくなっており、一刻も早く何らかの救済措置を考える必要があると言えます。
ここまで貸金業の状況について記述してきましたが、確かに一部の方にとっては厳しい規制や環境が存在するため、闇金が救いの手となっている方もいるでしょう。
ただ、闇金業者は法律上で認められていない貸金業者であり、利用者から法外な利息を搾取する悪質な存在であることに変わりはありません。
むずかしいところではありますが、一刻も早くこのような困っている方に対する救済措置や対策がなされると良いですね。
なお、以下に貸金業や闇金の現状に関する記事を掲載しておくので、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか?
カテゴリー | 疑問・なぜ |
---|---|
作成日時 | 2017-08-08 13:06:04 |
更新日時 | 2017-08-15 18:34:30 |