年々減少の傾向にはあるものの、未だ撲滅にはいたらない闇金業者。
国や警察、弁護士や闇金救済機関と、これだけの組織が闇金の撲滅にむけて動いているのにも関わらず、未だ後を絶ちません。
2003年以降は複数回に及び闇金に対する法改正も行われ、更にやりづらい環境となった中、それでも闇金業を続けるという事は…相当な利益を上げているから止められないという事が想像できますよね。
そこで今回は、闇金業者が得る利益や年収についてまとめてみました。
これだけ闇金に規制が厳しくなっている中、未だに闇金業者の逮捕ニュースをよく見かけますよね。
なぜ、厳しい環境下に置かれてもなお闇金業に手を染めるのでしょうか?
その理由として考えられるのが、高利益や高収入が大部分を占めていると思われます。
そこで、以下に闇金業者に関するニュースや体験の事例をもとに、闇金業者が得る利益や収入をまとめていきたいと思います。
2014年5月神奈川県警は、闇金業を営んだとして貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利)の疑いで男性ら3人を逮捕した。
神奈川県警によると、2012年12月から約10ヶ月の間に、山形県を除く全ての都道府県の約1700人に計3億4千万を貸し付け、総額5億7千万の返済を受けていたことがわかった。
この時、容疑者らは「1日0.6~5%の金利」で貸していたと供述しています。
ここで注目するべき点は、3億4千万を貸し付け、総額5億7千万の返済を受けていたところです。
たった10ヶ月の間だけで2億3千万円の利益を上げていた事がわかります。
福岡県で闇金業を営んでいたとして、成人男性ら4人が逮捕されました。
容疑者らは、闇名簿をもとに約1万人に対し電話やメールなどで勧誘を行なっていた。
その結果、全国の1200人に対し1億1000万を貸し付け、1億7000万の返済を受けていたことがわかった。
この事例の場合は、貸し付け期間等の詳細はわかりませんが、1億1000万を貸し付け、1億7000万の返済を受けていたことから約6000万円の利益を上げていたことがわかります。
東京都内で闇金業を営んでいたとして、成人男性5ら人が逮捕されました。
容疑者らは、ソフト闇金と呼ばれるグループで強引な取り立てをせず小口融資を続けることで摘発を逃れていたとみられます。
また、闇名簿をもとに電話やダイレクトメールにて勧誘を行なっていた結果、2009年1月~2011年4月の約2年間の内に全国で約2000人に7000万を貸し付け、1億2500万の返済を受けていた事がわかりました。
この事例は、ソフト闇金と呼ばれる小口融資を専門としたグループだったため、被害報告も少なく長期間に渡って闇金業を営むことが出来たと思われます。
営業していた期間は2009年1月~2011年4月の約2年間で、7000万を貸し付け1億2500万の返済を受けていたことから約5500万円の利益を上げていたと思われます。
ここまで見てわかるように、闇金業者の多くは数千万単位での利益を上げていることがわかります。
また、インターネット上の情報サイトでは闇金業者幹部の年収が3000万との話も…。
いずれにせよ、闇金業者に多くの収益があることはわかりましたが、闇金業は立派な犯罪行為です。
決して闇金業を営もうなんて考えを起こさないようにしましょう。
カテゴリー | 疑問・なぜ |
---|---|
作成日時 | 2017-08-08 15:20:10 |
更新日時 | 2017-08-15 18:36:16 |