一度借りてしまったが最後、完済しない限りどこまでも取り立てが来るイメージが強い闇金。
大抵の場合、債務者は闇金の取り立てに合い必要以上のお金を搾取されることがほとんどとなっていますが、実は闇金側の思い通りにいかないため融資する側にとっては天敵と呼べる「借りパク師」と呼ばれる人が存在するんです。
その名前から、どんな人達なのか容易に想像できると思いますが、あまり聞き慣れない名前のため、どんな存在なのかわからない人も多いと思います。
そこで今回は、借りパク師とは何なのか?その手法や手口についてまとめてみました。
借りパク師とは一体どのような存在なのでしょうか?
借りパク師とは、その名の通り闇金業者を相手に借金を踏み倒すつもりで借りに行く人達の事を言います。
確かに、法律上は闇金への利息及び元本の返済はしなくてもよいことになっていますが、一度も利息を支払わない状況で、元々踏み倒すつもりで借入したとわかった場合は、逆に詐欺罪になる可能性が高くなっています。
では、借りパク師の手口や手法はどのようにして行われているのでしょうか?
以下に、その手順や内容をまとめてみたので確認してみましょう。
大抵の場合、闇金から融資を受けようとすると職場及び家族や兄弟の連絡先を聞かれる事がほとんどです。
ですが、中には本人の携帯及び自宅の電話番号のみで融資が可能なところも存在するため、借りパクしはそこを狙って融資を受けます。
闇金から融資を受ける際の契約時に、名義は架空名義で。また、携帯電話番号はすぐに変えることが出来る、プリペイド式の携帯電話番号を伝えます。
それにより、本名から職場や親族への繋がりを探られないようにします。
項目1.2の手順を踏んでも居場所がバレ、取り立てが来た場合は警察に駆け込み闇金からの被害を回避します。
借りパク師の手口や手法はこのようになっています。
ですが、これは手法の一部であり必ず成功するというわけではありません。
また、都合の良い状況下で必ず警察が協力してくれるとも限りません。絶対にこの様な行為は止めましょう。
最後に、借りパク師のごとく闇金から借金を踏み倒そうとした方の事例がインターネット上の情報サイトに掲載されていたので、以下にまとめてみました。
状況
若い成人男性が、インターネット上にて闇金を踏み倒す方法等の情報を見たことにより、意気揚々となり実行に移した。
この男性は、ソフト闇金から2万円を借り入れし、一週間後に返済するという事で融資を受けたが闇金から逃げられると踏んでいたため、一切の金策を行なっておらず返済の目処が立たなくなっていた。
そして、逃げる手段として警察に駆け込んで債務者に連絡しないよう闇金側に伝えてもらった。
その後…
その後闇金業者は、警察を相手にするのは少々面倒だと思っても、一円も返してもらってない相手なので融資の際に抑えていた彼の情報を基に家族に取り立てを行いました。
彼は家族や警察に相談した手前、無視を決め込みましたが長期間に渡り会社などへ電話の嫌がらせがあり、最終的には会社を退職するところまで追い込まれました。
この事例を見てわかるように、最初から返済するつもりがないまま闇金を利用すると、かえって最悪の状況になる可能性も非常に高くなっています。
そもそも、返済するつもりがなく融資を受けることは詐欺罪に問われる可能性が非常に高くなっています。絶対にこのような行為はやめましょう。
カテゴリー | 用語集 |
---|---|
作成日時 | 2017-08-08 23:54:31 |
更新日時 | 2017-08-15 19:14:20 |