融資の際に信用を作るためにお金を一度振り込んでくれと言ってくる貸金業者がいます。
その場合、信用屋という詐欺行為をおこなう闇金融業者の可能性があります。
信用屋はその一度振り込ませたお金をそのまま奪い、融資することなく逃げてしまうという悪徳業者になります。
今回はこの信用屋の手口や手法、実際にあった事例をまとめてみました。
信用屋とは、融資の際に「今の段階では本当に返済ができるのか信用状況が満たないので、信用を作るために先に10万円振り込んでください。そしたら、数日後に50万円融資することが可能です。」などと言ってお金を振り込ませるという詐欺行為をおこなう悪徳業者になります。
「入金が確認出来次第融資します。もちろん、振込んでいただいたお金はお返しします。当社は10万円を利息として徴収するような悪徳業者や闇金ではありません。融資の年利も利息制限法に定められた18%以下になります。」などと持ちかけてきます。
しかし、実際に振り込むと、融資の連絡も一切来なくなり、こちらから連絡すると担当者が不在で分からない、または電話がつながらない状態になり、そのままお金を騙し取られる事になります。
この信用屋の対策としては、信用を作るための信用料を取るような業者からはお金を借りようとしないことです。
この場合は信用屋である可能性が非常に高いので注意が必要です。
さて、実際に信用屋の被害に遭った人の事例について見て行きましょう。
ネットで融資の申し込みをしたら、すぐにTELがあり(携帯電話から)、「融資可能だが、返済能力がみたいので、今日2万(融資するための手数料7千円引かれ実質1万3千円)入金するから、一週間後に4万円を振り込んでください。入金の確認が取れたら、30分から1時間程度で融資額+2万円はお返しします」とのことで入金をしてしまいました。
入金後、数時間経っても連絡がなく、融資もされてなかったので、こちらから連絡すると、「現在、問題が発生していて、今処理してるのでしばらくお待ち下さい。」と言ってきました。
すぐその場でキャンセルを伝えたら、相手は驚いてましたが、私が「後でキャンセル料とか言ってこないですよね」としつこく念を押して聞いたら「多分ないとは思いますが、こういうのはケースは初めてなので、この場でははっきりと申し上げることができません。」と言ってきました。
それでも私がしつこく食い下がらないで聞いたら、相手は「いい加減な事は言えないので、確認して折り返しご連絡しますので待ってください。」とのこと。
その後、3日が経ちましたが、向こうから連絡はなく、こちらから電話して見るとその番号は使われていませんでした。
後からネットで調べたら、もしかして信用屋という手口だったのかなと思います。
振り込んだお金は高い授業料だと思ってあきらめます。
このような手口・手法には充分に注意してください。
カテゴリー | 手口や手法 |
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作成日時 | 2017-08-08 12:40:58 |
更新日時 | 2017-08-13 14:56:44 |