闇金や振り込め詐欺などにおいて首謀者はいかに捕まらないで被害者からお金を騙しとるかという事を考えます。
そこで犯罪組織は捕まるリスクを抑えるために掛け子という人員を雇います。
この掛け子は、高額の報酬をもらえる事から、バイト感覚でやる人が増えてきています。
いったいこの掛け子とはどのようなものなのでしょうか?
そこで今回は、闇金業者や詐欺業者が使う掛け子の意味や事例についてまとめてみました。
闇金業者や振り込め詐欺のグループが使う「掛け子」とは、どんな意味があるんでしょうか?
掛け子とは、闇金業者や振り込め詐欺グループの電話をかける(電話をかけて騙す)役目の事を言います。
振り込め詐欺の場合は、様々な手口がありますが、有名なのは「オレオレ」と子や孫を装って相手に電話をかけて騙すオレオレ詐欺。
この時に電話をかけ騙す役が掛け子になります。闇金業者での掛け子とは、主に支払いの催促や取立ての電話や勧誘の電話をする役目になります。
場合によっては、直接債務者に接触することもあるようです。そのため、警察に捕まることが非常に高い役割にもなります。
そのほとんどが知り合いなどから紹介を受けたアルバイトで「簡単なテレアポ」や「今まで捕まった人はいない」など、犯罪と分かっていても甘い誘い文句に乗ってしまい、安易に引き受けてしまうようです。
アジト捜索、「かけ子」逮捕=詐欺未遂容疑、被害2億円超か?警視庁
息子を装って高齢夫婦から現金をだまし取ろうとしたとして、警視庁と宮城県警の合同捜査本部は23日までに、詐欺未遂容疑で、住所不定、無職桐原裕介容疑者(32)や無職少年(18)=東京都福生市=ら4人を逮捕した。
桐原容疑者は「だましの電話はかけていない」と否認しているという。
同庁捜査2課によると、桐原容疑者らは詐欺の電話をする「かけ子」グループで、約2カ月間で2億円以上を詐取したとみられる。
同課などはアジトとみられる千葉県柏市のマンション1室を捜索し、名簿や電話のかけ方を記したマニュアルなどを押収した。
逮捕容疑は22日、東京都江戸川区の無職男性(77)宅に息子を装い、「会社の小切手が入ったかばんを無くした」などとうその電話をかけ、男性夫婦から現金をだまし取ろうとした疑い。同課などがアジトを捜索したことで未遂に終わった。
カテゴリー | 用語集 |
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作成日時 | 2017-08-08 16:41:19 |
更新日時 | 2017-08-15 18:41:17 |