様々な手口や手法で人を陥れる闇金。
そんな闇金の手口の一つとしてデリバリー金融というのが存在します。
デリバリーと聞くと、ピザや寿司などをイメージしますが、闇金融でのデリバリーとはどんなものなのでしょうか?
そこで今回は、闇金の一種「デリバリー金融」についてまとめてみました。
デリバリー金融とは、名前の通り、自宅までお金を届けてくれる貸金業者で、宅配金融とも呼ばれています。
返済は直接自宅に取りに来る事もありますが、基本的には振込が主な返済方法のようです。
というのも、業者側が直接回収に行かなくても、債務者は自宅を知られているという事で精神的にプレッシャーになるので、電話で催促を入れられるとお金を振り込んでしまうようです。
また、いつ直接取立てに来られるかも分からず、追い詰められているような気持ちになり、高額な金利を払い続けてしまうようです。
このデリバリー金融の手口・手法としては、電柱の貼り紙や投げ込みチラシ(ポスティング)、スポーツ新聞や週刊誌などの広告などで勧誘し、電話一本でお金を届けます。
業者の名前は大手のカード会社や消費者金融と似た名称を使用することが多いため、ほとんどの人が闇金だと気が付かずに利用してしまうようです。
金利に関しては、法外な闇金の手口と同様、10日ごと1週間ごとに1割・3割・5割といった利息がつくようです。
やり口としては、090金融と同じような感じで事務所を構えず、携帯電話のみで動くようです。
さて、このデリバリー金融は、わざわざ家までお金を届けるという手間をかけますが、このことにより、住所の確認が確実なものとなるため、いつでも取り立てにいくことができます。
債務者も家を知られているので、逃げようがなく、脅迫などの圧力をかけられ、返済がおくれると、自宅に嫌がらせ行為を受けることになります。
高金利や悪質な取り立て方法から闇金の実態に気づいた債務者であっても「家を知られてしまった」という恐怖から何も言えなくなってしまうことが多いようです。
ですが、実際には直接闇金業者が取り立てにいくと捕まってしまうリスクもあるので、あまり顔を合わせる事もなく、090金融に近い感じのようです。
カテゴリー | 手口や手法 |
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作成日時 | 2017-08-07 17:38:19 |
更新日時 | 2017-08-13 14:56:17 |