貸金業として登録をせずに営業している闇金融。
法外な利息に取立てや嫌がらせなど、全てにおいて違法な犯罪組織なのですが、闇金業者で働いている従業員は一体どのようにして集められた人たちなのでしょうか?
そこで今回は、闇金業者の求人の募集方法や手口についてまとめてみました。
さて、闇金業者はどのようにして従業員を募集しているのかといいますと、一昔前までは一般の求人広告誌などに掲載されました。
というのも、平成18年の貸金業規制法が改正される前は闇金はグレーの業種であり、貸金業登録が比較的簡単におこなえたので、登録をして営業をしていた闇金業者も多かったのです。
しかし、法改正後は、それも厳しくなり、グレーでは通らない完全なブラックな闇金業者は求人情報雑誌で募集することは難しくなりました。
現在でも、テレアポなどとしてハローワークなどに偽りの求人を出している闇金業者も存在するようですが、ほとんどの場合は、知り合いのつながりなどの紹介になるようです。
偽りの求人内容で求人情報誌に広告を出している場合、闇金業者は実態が知られないようにするため、面接は事務所ではなく、喫茶店やファミレスなどでおこなったり、車で迎えに来くるような形をとるようです。
雇用される際は、身辺調査のような事をされ、途中で逃げ出したりした場合は、借金をした人が負う闇金被害のような厳しい対処をされるようです。
闇金業者は法の定める貸金業として営業していないため、正社員というものも存在しません。
しかし、正社員雇用のような月収制の待遇があり、ノルマを達成できなければ減給、出来高次第では高給料になるようです。
また、闇金業者にはアルバイトも存在します。
というのも、闇金業者は摘発されないためにもお金の取引の現場には出し子や受け子といったアルバイトに行かせるのです。
このアルバイトの場合は闇金業者の実態は一切知らされずに、指定された口座から現金を引き出したり、債務者から直接現金を受け取り、所定の場所へとお金を持っていきます。
アルバイトを募集する際は、リクルーターという闇バイトを斡旋し、仲介する人から紹介してもらうようです。
アルバイトもリクルーターも闇金業者の人間とは顔も合わせずにお金だけのやりとりをすることも多く、闇金業者の真の実態を知らずに摘発されることも多いようです。
カテゴリー | 疑問・なぜ |
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作成日時 | 2017-08-08 21:49:45 |
更新日時 | 2017-08-13 14:56:17 |